2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

天皇という仕事、人権のない日本人、その場にいて何かを我慢すること

天皇という仕事が窮屈そうなのはなんとなく想像できますが、それではいったい、法律上、天皇の人権はどこまで制限されているのでしょうか。今日は、天皇という極限の生き方について考えます。 中ごろ、市正(いちのかみ)時光とふ笙(しやう)吹きありけり。…

健康飲料コカ・コーラ、コカインは教皇お墨付き、1%の中の神と悪魔

コーラが健康によい、という考えは意外と多くあるようです。実は、コカ・コーラの起源を調べてみると、現代の我々の想像を絶する「健康飲料」だったのです。今日は、愛されるものには神と悪魔が同居しているのではないか、ということについて考えます。 「あ…

殿様に御苦労と言っていい、懸念される漱石、自分と違う他者に会え

今日も今日とて、「日本語の乱れが懸念されて」います。目上に向かっての「御苦労様」、「一番最後」などの重複表現。これらはそんなに糾弾されるべき言い方なのでしょうか? 今日は、知ることは他者との出会いである、ということについて考えます。 おとぎ…

未来の自分は無力な他人、先延ばしを潰せ、自分は今ここにしかいない

環境問題の本質は、被害者である未来世代の人間が、現在の我々と対話することできない「本質的に無力な他者」であるところにあります。しかし、「先延ばし」によって被害を受ける「未来の自分」は、この「無力な他者」と同じなのではないでしょうか。今日は…

御先祖様は何人いるか、日本沈没、母が魂蛍と成りて

父母は2人、祖父母は4人、曾祖父母は8人。この調子で増えていくととんでもないことになりそうですが……。今日は、御先祖様は何人いるかということについて考えます。 こどもたちよ、おまえたちは何をほしがらないでもすべてのものがおまえたちに譲られるので…

明日どうやって死ぬか、死にたくなければ表出ろ、死ぬ理由はいらない

平均的日本人が、病気以外で明日死ぬとしたら、どのような死に方の可能性が高いか? これ、かなり意外な結果になります。なぜ我々の死についての思考パターンはこんなに狂ってるんでしょうか。今日は、死ぬのに理由なんてないほうがいいよね、ということにつ…

水色は水の色ではない、藍こそはすべて、海のあをにも染まずただよふ

みなさんは、「水色」という色の名前には納得していらっしゃいますか? 私は納得してません。というわけで、戦闘開始です。今日は、水色って、水の色じゃないんじゃね? ということについて考えます。 白鳥(しらとり)は哀しからずや空の青海のあをにも染ま…

死人が生き返ることはあるか、早すぎた埋葬、惜しみなく花もて埋めよ

生きながら埋葬される、あるいは臓器を摘出される、これはそうとうな恐怖だと思います。しかし、現実にはこんなことがけっこうあるのではないか? 今日は、「死んだ人が生き返ることがあると思うか」などと子供に聞く大人はアホではないか、ということについ…

サブリミナル・マインド、ぼくたちの洗脳社会、西の魔女が死んだ

人間は何かを選ぶとき、以前に見たものを選択する傾向があるそうです。たとえ、それを見たという意識がなかったとしてもです! その傾向は、情報が均質化するウェブの中で加速されるのではないでしょうか。今日は、インターネットがつくり出す洗脳社会につい…

世界最古の顔文字、日本最古のエロ小説、黙読は世界を啓く

かつて読書は音読が主流でした。では、音読できない小説なんかはどうしちゃったんでしょうか? 今日は、黙読とは世界の禁忌に触れ、人を目覚めさせる行為なのではないか、ということについて考えます。 名前は忘れたが、フランスの中世の神学者が日記の中で…

電話帳を楽しく読む方法、電話帳の味の素、汲めども尽きぬ快楽の泉

「電話帳を読む」という表現は、「無味乾燥」を表す慣用句となっています。しかし、私はそれに異議をとなえたい! 今日は、電話帳を面白く読む方法について考えます。 いよいよすることがなければ、電話帳を読む。そういう文章を読んだことがある。そんなも…

あと何回満月を眺めるか、東京には空がない、20分の1の満月

映画『シェルタリング・スカイ』に、こんな台詞が出てきます。「あと何回満月を眺めるか? せいぜい20回だろう。」 いったい我々は、死ぬまでにあと何回ぐらい満月を見ることができるのでしょうか? 今日は、我々に与えられた時間の短さについて考えます。 …

日本最初のツンデレは誰か、47人のツンデレ、ツンデレは心の中に

「お嬢様言葉」について語ったからには、この話題も避けて通れますまい。ツンデレです。以前、ほんの小ネタで「ツンをデレにする理論」などを書きましたが、今回は本格的にいきますよ! 今日は、日本最初のツンデレについて考えます。 吉田に一泊して、あく…

名言ジェネレータ、無限フィードバック、釈迦アルティメット

吉田兼好『徒然草』の「高名の木のぼりといひし男」の話は、ご存じの方も多いのではないでしょうか。「あやまちは、やすき所に成りて、必ず仕る事に候ふ」。今日は、この名言を徹底して一般化し、極限まで飛ばすことで、世界の究極の法則について考えます。 …

織姫は宇宙の中心に、月船天河、七夕のあひみむ秋のかぎりなきかな

7月7日は、七夕ですね。今日は、七夕の小ネタについてあれこれと考えます。 カレー味のからあげ君がおいしいと言った記念日六月七日 手帳のなかではじめに五・七・五・七・七の形になったのは、こういうものだった。次はこんなぐあい。 「カレー味がいいね」…

お客様の中にお医者様がいる確率、そこにもゴルゴ、それぞれの未来

「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」と聞かれたとき、実際にお医者さんがいる確率はどれほどのものだと思いますか? 今日は、「1人はいる」という確率は意外と高いのだなあ、ということについて考えます。 「ねえー、ああいうのってうまく言え…

無知の知を知れ、アピトーユ・ド・ホルス・リクッビ、隗より始めよ

みなさんは、ソクラテスの「無知の知」についてご存知でしょうか。「知らないということを知っている」というアレです。え? 知ってるに決まってる? それは失礼いたしました。今日は、「無知の知」について考えます。 ソクラテスはかつて、こんなことを言っ…

日が沈む所はどこか、地平線まであと少し、「菫の花」でなく菫の花を

『宇治拾遺物語』に、孔子にむかって、「日の入る所」と「洛陽」のどちらが遠いか、と質問する子供が出てきます。孔子は当然「日の入る所」と答えますが、それに対する子供の答えとは? 今日は、我々の目を隠しているあるものについて考えます。 今は昔、唐…

なぜ十二支にネコ年がないか、猫輸出禁止法、ネコのためなら剃れる!

十二支といえば、「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」。そう、あの動物がいないじゃないですかっ。今日は、なぜ十二支にネコがないのか、とい…

1年に1m動く水、1日に200リットルの天然水、それは830年前の雨

地下水って1年に1メートルしか動かないんだそうです。ミネラルウォーターからミネラルは摂れないって、知ってました? なんの不純物も入ってない純水ってまずいらしいですね。今日は、いったいなぜ我々は「勉強」なんてものをするんだろうか、ということにつ…

あさましッ、走れほとんど全裸体、世界とのつながりあるのみ

『今昔物語集』に牛車の中で突然服を脱ぎ始める役人の話が出てきます。この役人のねらいとは? 「走れメロス」で、メロスは「ほとんど全裸体」だったとありますが、「ほとんど」って? 今日は、話題が脱線転覆しつつ、ものごとの本質は世界とのかかわりの中…